ピュアな蒸気を可能にし、幅広い分野でのニーズにおこたえします。
乾き度の高い良質蒸気を発生します。
一般工場は、ボイラ内外水処理に使用される数々の薬品を部分的に同伴しています。 進栄技研のピュア蒸気発生装置は、食品・医薬・医療・半導体・化学等の工場や研究所で必要とされる不純物を含まない『きれいな高品質の蒸気』を供給する装置です。 この装置は、一般工場蒸気を加熱源として、薬品処理を必要としない供給水を蒸発させてピュア蒸気を発生します。
ピュア蒸気発生装置の構成
進栄技研のピュア蒸気発生装置は
- 立型シェルアンドチューブ式の蒸発器
- サイクロンセパレータ内蔵
- 発生蒸気圧力・流量を制御する装置
- 缶水連続ブロ－装置
- 警報装置等
から成り立っています。
供給水が市水または軟水の場合には逆浸透膜装置等を併用して、供給水を精製水レベルとして給水するようにします。
蒸発部内面処理は通常、ステンレスを酸洗いした後に不動態化処理を施したものになっていますが、用途に応じて電解研磨を施行することもできます。
ピュア蒸気発生装置の特長
- 制御盤を含め全ての必要機器・配管が共通台盤上にユニット化されています。 そのまま基盤上に設置し、必要ユーティリティを接続すれば、手軽にピュア蒸気が使用できます。
- 全自動運転となっています。発生蒸気圧力制御、給水制御、缶水ブローも全て自動運転となっています。また遠隔信号による発停も可能です。
- 蒸発器は、内部に降水管を備えた単胴形サーモサイホン方式となっており、大きな統括伝熱係数が得られます。 小型コンパクトな上、チューブ内面のクリーニングが容易です。
- 蒸発器から排出される蒸気復水はプレヒータの熱源として利用される省エネルギー型となっています。
- 蒸発器の蒸発流出部にはサイクロンセパレーターを装備しており、乾き度の高い蒸気を発生します。
- 供給水の水質に応じて蒸発器内水は、手動ブロー・自動ブロー・連続ブローを選択でき、缶水の濃縮を防止します。
- 必要に応じてバリデーションを施工します。
